Japan Amateur Boxing Federation
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タグ: マスボクシング
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コチラのページはマスボクシング2連覇を達成された比護忍選手(ミナノボクシングスクール)がご縁を持っておられる関東圏ボクシングジムの探訪記です!
筆者の補足も一部ありますが記述内容は比護選手が実際に足を運ばれてまとめた探訪記となります
マスボクシング探訪①
SRSボクシングジム代表“平成のKOキング” 坂本博之さん編(東京都荒川区)
坂本博之さんといえばやはり畑山選手との激戦が印象的です、このような形で坂本さんの歴史を掘り下げれる機会をいただいたので筆者なりにプロフィールをまとめてみました
• 通算戦績は47戦39勝(29KO)7敗1分。2007年1月に現役を引退、 伝説的な名勝負:2000年10月11日に行われたWBA世界ライト級タイトルマッチ、畑山隆則選手との打ち合いの応酬は当時のボクシングの象徴でもあります
技術を超越した気持ちの勝負みたいなのにとにかく会場も気持ちも沸くっていうあの感じが本当に胸を打ちました
🌟 競技引退後の活動
• ジム経営:2010年東京都荒川区にSRSボクシングジムを開業し、後進の指導に当たっています。
• 社会貢献活動:幼少期を児童養護施設で過ごした自身の経験から、2000年に**「こころの青空基金」**を設立。全国の児童養護施設を訪問し、子どもたちへの支援活動を精力的に行っています。ご自身の生い立ちとボクシングキャリアに加えクラシック音楽に傾倒されている面もあるとのことで懐の大きな人物像を想像しました
以下比護選手の探訪記となります
■岩手の子どもたちへ届けたい、“本物の言葉”
プロボクシングの元日本・東洋太平洋ライト級チャンピオンとして全国のファンから愛され、現在は児童養護施設への支援活動にも力を注いでおられる“平成のKOキング” 坂本博之さんが、岩手でボクシングに励む子どもたちに向けて特別な応援メッセージを寄せてくださいました。
坂本さんは現役時代から、「どんな境遇でも、人は必ず立ち上がれる」という強い信念を貫いて活動してこられた方です。その言葉と人柄は、今も多くの若い世代に勇気を与え続けています。
今回のメッセージには、
• どんな環境でも腐らないこと
• 自分を信じて一歩踏み出すこと
• 人との縁を大切にすること
• ボクシングが人生を支える力になること
といった、子どもたちがこれからの人生を歩むうえで欠かせないエッセンスが凝縮されています。
岩手で頑張る選手たちにとって、坂本さんの言葉は大きな励みとなるはずです。
■坂本博之さんからのメッセージ動画
■マスボクシング普及活動
今回の訪問では、坂本会長が世界のリングで磨いてこられた以下のポイントについて、直接アドバイスをいただきました。
• 重心移動の精度
• 効率的な打撃フォーム
• 距離感・間合いの管理
• 実戦的なステップやディフェンス技術
⬆︎画像タップ!練習動画ダイジェスト
これらの内容は、マスボクシングの安全性向上や技術レベルの底上げに直結するもので、今後は県内選手・指導者の皆さまにも共有し、岩手県全体の強化につなげてまいります。
県内競技者の技術向上と普及発展のため、今後もこのような技術交流の機会を積極的に進めていきます。
マスボクシング探訪②
東京都代表編(OneTwoスポーツクラブ/東京都中央区)
■東京都代表選手との合同練習・技術交流を実施
岩手県選手の技術向上と普及促進を目的として、全日本マスボクシング選手権大会・東京都代表選手らとの合同練習および技術交流を、東京都中央区の OneTwoスポーツクラブ にて実施しました。1964東京五輪で日本初の金メダルを獲得した桜井孝雄さんが創設したジムです。
東京都は国内でも特に競技人口が多く、代表に選ばれるためには厳しい予選を勝ち抜く必要があります。
階級によっては 4試合以上を連続で勝ち続けなければ代表の座を掴めないほどレベルが高く、今回の交流では岩手に持ち帰れる貴重な学びが数多く得られました。
交流風景 第3回全日本マスボクシング王者 高橋さん
■東京都代表選手との技術交流
技術交流では、東京都代表選手が日頃から取り組む高度な技術・戦術に触れ、
• 正確な重心移動
• 打撃効率を最大化するフォーム
• 距離と間合いの管理
• 実戦を想定したステップ・ディフェンス
といったポイントを中心に、実戦的な練習を行いました。
交流風景:
東京都選手団は競技人口・普及環境ともに全国トップクラス。
その技術レベルを実際に肌で感じられたことは、岩手県の選手にとって大きな財産となりました。
■東京都の普及状況とOneTwoスポーツジムの取り組み
OneTwoスポーツジムでは、東京・神奈川・千葉のジムを対象に、50名以上が参加するマスボクシング大会 を主催するなど、普及活動に積極的に取り組んでいます。
また、東京都ボクシング連盟でもイベントや交流試合が積極的に行われており、来年6月28日には 代々木第二体育館(収容約4,000名)を貸し切ってマスボクシング単独イベント を開催予定とのことです。
東京都全体の普及スピードの速さと規模感は、全国でも突出しており、岩手県にとっても多くの示唆が得られる内容となりました。
■岩手県への還元
今回の交流を通じて得られた技術・練習方法・運営ノウハウは、
岩手県内の選手・指導者の育成に直接役立つ内容ばかりです。
岩手県ボクシング連盟では、こうした技術交流を継続し、
県全体の技術向上と安全性の高いマスボクシング環境づくりをさらに推進してまいります。
■企画・取材
ミナノボクシングスクール マスボクシング推進アドバイザー
比護 忍(岩手県代表:全日本マスボクシング選手権大会2連覇)
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